考えをしっかり持つ

求人数は一般職よりもはるかに多い看護師です。
近年では専門のインターネット求人サイトも増えてきており、内容も充実しています。
ですが求人情報の数に対して、採用に繋がる人材はなかなかイコールという形にはならないようです。
「看護師資格を持っていれば仕事には困らない」と昔から言われてきています。
確かに求人数を見ても、常に人手不足の看護師です。
それでも今ではなかなか思うようなところへ就職できない状況があるようです。
看護師に求められるものも年ごとに厳しいものになってきています。
仕事の内容そのものが変わってきているのです。
もちろん患者への対応であったり、基本的なことは変わりがありません。
今ではそれ以上の業務内容、レベルを求められることが増えてきたことが背景にあるように思います。
以前は病院での治療がメインでしたが、今では在宅治療に移行しつつあります。
そのため、医師や看護師、理学療法士、薬剤師などが協力し合って患者の治療にあたります。
看護師資格だけでなく、他の専門分野の業種に関してもある程度の知識や理解も必要になってきているのです。
そして看護師としてのキャリアやスキルも重視されるようになりました。
ただ看護師を何年しているかが問題ではなく、どのような看護が出来るのかが重要なようです。
たくさんある求人の中から、自分の希望する内容の条件に合った職場に採用されるにはそれ相応の努力も必要かもしれません。
どのような看護をしたいのか。またどのような看護が出来るのか、といった説明が出来るようでなくてはいけません。
そのためには自身の看護学をしっかり見つめて、揺るがない基本の考えを持つことが大切です。
そして理想の看護の為に必要と思われる努力をすることも忘れてはいけません。